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黒の陽炎・キャラクター紹介


黒の陽炎シリーズ

登場人物(登場順)現在21人。

キャラクターデータは、朱の翼までの物です。

高天原凪(たかまがはらなぎ)1−3

「指一本・・・触れさせない・・・から」 

この物語の主人公。母親のせいか、自分が受験に失敗したせいか、
女生徒としてミッション系学校へ入学した。
そして何の因果か、悪魔達と戦ったりしている。
考え方は男そのものだが、感傷的になる事も多々ある。

如月紅音(きさらぎくおん)1−3

「う〜ん、きっと涙でプールが一杯になっちゃうよ」

謎めく凪の同級生。
オカルト関係に強く、凪ととても仲がいい。
水連とは、中学からの付き合いの様だ。
性格は至って明るく人に好かれやすい性格といえる。
さらに人に依存するタイプで凪の事がとても気に入っている様子。

古雪紫齊(ふるゆきしさい)1−1

「今の私を、違う私が飲み込んでいくんだよきっと・・・」

体を動かすのが好きで、そう言う関係の行事では大活躍している。
その為に、凪と同じくらい有名である。
凪とは合同で体育をやった際に、
バスケで全く歯が立たず雪辱を腫らそうとしているうちに
仲良くなっていった。

星翔葉月(せいしょうはづき)1−1

「いえ、そ、そんな事・・・ありません」

紫齊と同じクラスの子。
目立たないタイプで、読書やパソコン、
ひなたぼっこなどが好きらしい。
肩にかからないくらいの髪でお淑やかな物腰をしている。
また、人と話すのが少し苦手らしい。

御子神水連(みこがみすいれん)3−6

「所で凪君、黒い炎って見た事あるかい?」

紅音の先輩でまるで紳士の様な喋り方をする。
オカルト関係では紅音より詳しいのかもしれない。
その大人の女を思わせる顔立ちや態度は、
男女構わず虜にしている。

神無蔵真白(かんなぐらましろ)1−5

「な〜んか、こうしてるとえっちな気分になってきませんか?」

なぜか同級生に敬語になってしまう、
ちょっと気の弱い性格をしている。
また、すぐに妄想の世界に入ってしまう。
凪に憧れを抱いていて、
近づくうちに凪が男だと言う事に気付いてしまった。
前世では吸血鬼だったらしく、たまにその片鱗が見える事がある。
吸血鬼として活動している時の真白は、
自分に正直で行動的な性格に変わる。

高崎結羅(たかさきゆら)1−5

「そうだよ。これは、凪さんと何かあったのかな?」

真白と同じ寮の部屋に住んでいる。
恋愛話が好きで、真白とよく話をしている。
真白をからかうのが大好きで、
どちらかというと真白の姉的な感じがする。

西園寺邦彦(さいおんじくにひこ)2−6

喧嘩っぱやい性格で、彼の周りで揉め事は耐えない。
だが、その憎めない性格からか、意外に信頼を寄せられている。
そのためか二年生にもかかわらず、
バスケ部のエースをつとめている。
女子からの声援も多く、よくラブレターや告白を受けている。
しかし悲しい事に凪の隠れファンらしい。

久宝山衛二(くぼやまえいじ)3−1

「高天原・・・凪。俺を覚えてるか?」

部活には入ってはいないが、そのクールな風貌と、
無口ながら渋い性格に惹かれる女子は多いらしい。
その恐いくらいの美貌には、見た目から
女性と間違えられる事もたまにある。

霧草月愛依那(きりそうげつあいな)1−4

「凪。夜は早く寝た方がいいよ」

“ピエロ達の凶夜”と言う漫画の中に出てくるヒロインで、
実在の人物でもある。さらに凪と同じ学校に通っている。
漫画と大差なく、こざっぱりとして面倒くさがり屋、
そして変な所で恥ずかしがり屋でもある。
呉山芽依と同じ部屋で暮らしている。

陣陽助(じんようすけ)

「はぁ〜〜、楽する事は物事の心理ってね」

“ピエロ達の凶夜”と言う漫画の中に出てくる主人公。
愛依那や何人かの仲間と共に仲介役と言う仕事をしている。
とんでもなく惚れっぽい性格で、女性に片っ端から惚れている。
愛依那にはなぜかそうはならないらしい。
思いこんだら一直線に見えて、冷静な所もある。
今までの依頼で失敗した事はない。

呉山芽依(くれやまめい)1−4

「そうだな〜。あなたにとっては天使かも」

愛依那とは親友で、凪のファンでもある。
少しHな事に興味はあるが、あまり積極的ではない。
優しくて頼み事などを断る事が出来ないタイプ。
愛依那とはその点で良いバランスを保っていると言える。

神楽亜樹(かぐらあき)1−3

「薊はホント馬鹿だね〜」

凪と同じクラスで凪の後ろに座っている。
凪に憧れを抱いているが、それをあまり表に出そうとはしない。
自分の好き嫌いがはっきりと別れていて、
嫌いな人間や物には全く興味を示さない。
どちらかというとハッキリと直情的に喋る為、
キツイ印象も受けるが根はとても優しい。

双紹郡薊(そうしょうぐんあざみ)1−3

「別にどっちだって・・・関係ね〜よ!」

凪の隣に座る同級生。
凪の事が好きな節があるが、実際の所は不明。
ただ、数少なくなってしまった凪の男友達の一人ではある。
一般的に精神的な馬鹿と呼ばれるタイプ。
頭は悪くないが、少しガキっぽさが抜けていない。

ベリアル

「そうか、貴様があの、異端者・・・」

魔界で1、2を争う強大な力を持った悪魔らしく、
その姿は男女を厭わず魅了して止まない。
ただ魔界がどこにあるのか、実際にそんな奴がいるかどうか不明。
処女を好み、その純潔を奪った後に魂を吸い取る。
あくまで紳士的な性格だが怒らせると相当恐い。

リチャード=アシュクロフト
(昔、真白を吸血鬼にした男)

凪に似た容姿を持った、少し儚げな吸血鬼。
好きな人間と結ばれると、その人が自分と同じ吸血鬼に
変わると知らなかった為に苦悩し続けた。
吸血鬼としてはかなりの力を持っているが、
事情がありその力を使うことなく処刑された。

リリス

「凪、あなた達はまだ殺さない。
 あの人の寵愛を一身に受けるあいつを先に殺すわ」

悪魔の母と呼ばれる大悪魔。
イヴを異常なまでに敵視している。
男に見境はなく、ただ良い男は殺さないで
じっくりと楽しむらしい。
男の精気を吸って力を付けていくが、
精気を吸い取られた男は大体が残酷な方法で殺される。
対象を圧迫、潰す能力を好んで使う。

イヴ

「ふ・・・凪、君が悪魔に憑かれたら、骨も残さず焼いてあげるよ」

葉月の体を借り、悪魔を抹殺している。
本人が名前は無い、と言っていたのはこの名が
コードネームと言うのもあったが、
基本的にそう呼ばれるのを嫌うかららしい。
人間を殺すのに全く躊躇はなく、神の為になら何でもする。
凪と出会ってからは、少しずつだが人間を出来るだけ
助けようとするようになってきた。
男を本能的に避ける節があるが、理由はイヴ自身も解らない。

久保山深織(くぼやまみおり)3−1

「私・・・凪の事、信じてる。信じてるから」

自称、凪のフィアンセ。凪自身は覚えていない。
思いこんだら一途な性格だが嫉妬深い一面もある。
ただそれは可愛らしさの一部分でもあるレベル。
その顔立ちは凪と同じで中性的な感じ。

夜殺啓人(やそぎけいと)2−6

「・・・フン! どいつもこいつも二言目には凪、か」

邪悪の根元みたいな男。女性を寮に連れ込み無理矢理蹂躙している。
イヴが居なくなってから着実に力を付けていく。
元々は人間だったがある事をきっかけに悪魔を召喚した。
人を死んだ後に操る能力を持っている。
それも唯霞に使いかけて以来、封印してしまった。
憑いていた悪魔は「グレシール」。

都辺浦唯霞(とべうらいすみ)1−3

「私・・・イギリスに行きたい」

凪のクラスメイトの一人。ある目的の為に凪に近づく。
気が強くリーダーシップを取るタイプ。
ただやはり、凪を神格化してしまっている人の一人。

黒の陽炎・設定&用語集

色々な呼び名があるが、その姿を見た物はいない。
万物の創造主にして至高の存在。

魔動力

魔力とは全く違う。
悪魔や闇の側にいる者が、活動する上での力。
人間界に召喚される際には、これを糧として力を行使する事になる。
人間には魔動力と言う者が生まれつき存在し、個人差が大きく出る。
その上、修行などによってそれを伸ばす事はとても困難な為、
先天性魔動力と呼ばれる物が重要なのである。

・・・先天性魔動力、後天性魔動力 悪魔

具現力(具現能力とも言う)

まずこれには手動と自動、そして任意の三種類がある。
手動の具現力とは、自分の意志によってその場に
存在しない物を創り出す(具現化する)能力の事。
自動の具現力とは、常に自分の周りに張っておく
衝撃吸収幕、重力緩和帯、魔動力飽和幕などの事をさす。
任意の具現力とは、自分とは別の思考ルーチンを形成し、
使い魔的な役割や、自身を護衛する役割などに
行使する場合の事をさす。
全ての場合において、そこに存在しない物を
創造すると言う特徴がある。
また力さえ伴えば、
この世に存在しない物体を構成する事も可能になる。
また、具現化した物を消すのは任意の場合以外、
自分の意志一つで消す事が可能だ。
任意具現力は、その物が致命的な原因で
消去を余儀なくされた場合以外、消去は出来ない。
つまり使い魔など任意具現された物のデリートは殺す事なのだ。

・・・手動具現力 自動具現力 任意具現力

顕在化領域

悪魔が呼び出す者の魔動力を媒介にして、
どこまで力と本体を発現できるか、その事をこう呼んでいる。
顕在化領域がデリートされると、
そのまま悪魔は魔界へと帰っていってしまう。

・・・悪魔 魔動力 精神体

黒い炎(別名、矛盾する黒炎)

葉月(イヴ)が、悪魔に対しトドメに使う能力。
分類は手動具現力の最高峰に位置する。
普通の人間や、物質に対しては何の効果もない。
悪魔や、それを呼び出したり、取り憑かれた人間には
何も残らないレベルまで焼き尽くす事が可能だ。
まれに葉月(イヴ)は威嚇や足止めの為に赤い炎を使うが、
それは数百度の熱を持つただの炎に過ぎない。
あまり使いどころがないのか、滅多にそれを使おうとはしない。

・・・手動具現力 悪魔

悪魔

十五世紀の神学者アルフォナス・スピナは、
その数を1億3330万666人としている。
悪魔は神に反逆した天使だという説があるがそれは定かではない。
彼らは人間界に降りるとまず、
その力を蓄える為に人の精気を吸う事から始める。
最初の兆候は、レイプや惨殺が増える事だ。
そして力を蓄えると、それぞれが好きな事をする。
人の姿のまま精気を奪い続けたり、
本来の姿で破壊活動を始める者もいる。
最近は文明レベルの上昇により人の魔動力が下がる傾向にあるので、
惨殺などの兆候期間が長くなっている。
ちなみに彼らは、本来の姿で消滅された場合以外死ぬ事はない。

・・・顕在化領域

精神体

いわゆる幽霊とか呼ばれるものの一つ。生物ではない。
悪魔や天使などが肉体を得る前の状態がこれに当たる。
この状態で何かをする事は非常に困難なので、
人の身体を借りたり奪ったりする。

・・・顕在化領域

死人(しびと)

夜殺啓人(グレシール)が主に使う能力。
死んだ人間の身体に任意具現による端末を埋め込んでおく。
そこから神経に命令を出す事で、死人を動かす。

・・・具現力 任意具現力

光球

朱の翼第五話で使用されていた手動具現力の一種。
分子を圧縮結合して標的に向かって打ち付ける。
圧縮率によって破壊力は様々だが、軽く人を消し飛ばす事が出来る。

・・・具現力 手動具現力

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