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黒の陽炎
−2ndSeasonのあらすじ−

著作 早坂由紀夫



 悪魔の盟主ルシファーは自身が封印された後、
 微かに残された力で一人の女性の夢へと入り込んだ。
 その女性は『なぁ君』つまり凪と会う事だけを生きる糧とする、
 記憶障害者の華月夢姫だった。
 彼女に自らの力を一部分け与えるとルシファーは言った。

  「僕の代わりに冥典を探して欲しいんだ」

 冥典に自分の秘密が書かれていて、
 それがあれば凪にも会えると言われた夢姫。
 少しして助手として現れた悪魔、
 ルキフグ=ロフォケイルと共に彼女は冥典を探す旅に出た。
 だが冥典を探しているのは夢姫だけではない。
 四大天使主格のミカエルや、神の執行者であるエクスキューター。
 様々な障害を乗り越えながら、遂に夢姫は冥典を手にする。
 冥典の中身に描かれていたのは、彼女が生まれた経緯と
 ディアボロスとして宿命づけられたことだった。
 絶望した夢姫は、神に呼び出されエリュシオンへと渡ることになる。

 

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