はぁ〜。吃驚した。
まさかあんなに変わっちゃうなんて。
ちょっと効果ありすぎだよ。
心臓がばくばくして死んじゃいそう。
でも……ああ〜っ、幸せぇ〜〜!
はぁ〜っと吐息が零れる。
こんな幸せな瞬間が来るなんて、生きてて良かった。
凪さんに好きだなんて言われちゃったし。
チャームの所為だって解ってるけど……嬉しい。
後は夜になったら凪さんの部屋で。
「えへ……へへへぇ……あはははぁ〜〜っ」
表情が元に戻らない。
どうしよう、口元が綻びっぱなしだよぉ。
よぉ〜しっ!
こうなったら凪さんがチャームにかかってる内に、
既成事実を作っちゃうぞ〜。
そして夜。
待ちに待った夜。
私は布団をこっそり抜け出すと、
外から凪さんの部屋へと歩いていく。
こっそり窓の鍵を開けると私は凪さんのベッドへと向かった。
ぷちぷちと自分のパジャマのボタンを一つずつ外していく。
「凪さぁ〜ん。来ましたよぉ〜」
小さい声でそう言うと布団へと潜り込んだ。
寝てる間に悪戯しちゃお〜っと。
布団の中は暗くてよく見えないけれど、
どうやら目の前には凪さんの首筋がある。
私は上に乗っかるとその首筋をぺろぺろと舐め始めた。
「んん……」
なんか色っぽい声だなぁ。
凪さんの服を脱がせながら、少しずつ舌を降ろしていく。
「あっ、くっ……」
感じてるのかな?
顔を布団から出すと私はすかさず凪さんにキスをした。
目を閉じて凪さんを感じる。
唇、なんか冷たいなぁ……。
私が今温めてあげますからね〜。
「んくっ……ちゅ……」
昼にキスした時と何か違う気がする。
震えたりして、反応が可愛らしい。
私は目を閉じたままで凪さんの手を取った。
そしてそっと私の下半身へと導く。
「ふっ……んん……ぷはぁっ」
急に凪さんが身をよじってキスを止めた。
不思議に思って目を開けてみる。
すると……そこには、カシスさんが、いた?
「な、なんでカシスさんなんですかぁ!?」
「それはこっちの台詞なのっ」
「私は凪さんを夜這いに……」
「凪はたまたまベッドの二階で寝てるの」
「そ、そんなぁ……」
「危なく真白に犯される所だったの」
「な……そういうつもりじゃないですよっ」
うっかりしてた。
顔を確かめれば良かったぁ……。
カシスさんとキスしちゃったよぉ。
そんな時、凪さんが二段ベッドから降りてくる。
「……なにしてるの?」
「え……あっ」
私とカシスさんの状況はそれは凄いものだった。
二人とも殆ど下着姿で、身体を絡ませあっている。
どう考えても危ない二人にしか見えなかった。
「真白ちゃん、カシスと浮気……?」
「えぁ……そういう話になっちゃうんですか?」
凪さんの表情が見る見るうちに曇っていく。
なんか泣き出しそうな顔してるんですけど……。
「どうせなら3人でするのもアリなの」
カシスさんがとんでもない事を言い出す。
さすがは悪魔、発想が怖い。
彼女は私の股間に伸ばしたままの手を動かしてきた。
身じろぎしてみるがしつこく中に手を伸ばしてくる。
「きゃ、何するんですかカシスさんっ」
「もしかして真白……処女なの?」
「そ、そんなの教えませんっ」
「そういう所が男受けするの。折角だから私が破ってあげる」
「え……えぇっ?」
指を秘部の中へと入れようとしてくるカシスさん。
私は両手でそれを防ぐ。
すると彼女は舌先で人の胸を舐めてきた。
「きゃあっ、なにするんですか!?」
「ついでだから気持ちよくさせて上げるの」
「い、嫌ですっ」
初めてが女の子となんていやぁ〜〜〜!
逃げようにも動きが取れなかった。
体勢が悪い上に、カシスさんは胸を愛撫してくる。
舌と手でしつこくされると、
初心者な私だって少しは感じてしまう。
「あっ……や、止めてくださ……い……」
「真白は胸が弱いみたいなの。凪、手伝うの」
その言葉に従う様に凪さんが歩いてくる。
も、もしかしてフォローもなく、
私はカシスさんに犯されちゃうの?
しかも凪さんと二人がかりでされたりして……。
少しドキドキするけど……それだけは勘弁してぇ〜〜〜!
と、そこで凪さんが彼女の手を掴んだ。
「カシス、貴方は何をしてるのよ!」
凪さんは私の事をカシスさんから助け出すと、
彼女の上に馬乗りになる。
あ、あれ?
「全くもう……お仕置きだよ」
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